phoenix-powerアベノミクスとか円安とか、そういうテーマの記事をたくさん見てきたのですが、これだけは書いておいて欲しいということが、どれにおいても書かれていなかったので、一応、ここに補足を含めて書いておこうかなと思います。

円安

アベノミクスというのは、様々な側面というか、柱があるとされていますが、重要なのは、お金を刷って、円安に誘導するというところにあると考えられます。

では、円安というのは、一体何なのかというと、これは、日本人が通常保有するお金の価値が低くなることを意味します。

したがって、通常、円安は、国民が手放しで喜べるような性質のものではありません。

しかし、アベノミクスと呼ばれるものについては、その成否は現時点で判断できるようなものではありません。

例えば、周りから反対され、絶対に失敗すると言われていた事業が成功したり、反対に、成功間違いなしと言われた事業が失敗したりといった話は聞いたことはありませんか。これは、あらゆる物事について言えることですが、世の中に流行しているもののほとんどが、初期には困難を極め、周りから、「失敗するからやめておけ」と言われていたようなものだったりします。

このような経験から学べることは、「何が成功するかわからない」ということです。

また、あるドラマ(HERO)では、上司というか、偉い人の「裁判は生物(なまもの)です。証言次第で、状況はどんどん変わっていく。予測などできませんからね」という言葉が印象的でした。

このような事情から、円安というのは、基本的に良くないことではあるが、このような世界情勢において、長期的に日本にとってプラスかマイナスかというのは、「分からない」という状況だと私は考えてます。

さて、基本的かつ重要な説明が終わったので、少しばかり、現在の状況を確認していきたいと思います。

現在の状況というのは、それほど複雑なものではありません。「分からない」ということが本質にある未来において、アベノミクスは安売りを始めた状況です。

例えば、売れてないし、長期的に見て、このままでは売れる状況を想定できない商品を売ろうとした場合、どのような手段があるでしょうか。一つのシンプルなやり方は、「値段を下げる」、「安売りする」というものです。

では、安売りしてどうするのかというと、一つに、企業誘致など様々な分野で、日本を買ってもらうということです。

具体的には、アップルがアジア本社を日本に置くというニュースなどがありましたね。また、私は、海外のIT企業が、シンガポールに拠点を置こうとしていたが、日本にしようかどうしようか迷っているなどという話を耳にしています。

では、日本買いをしているこの人達は、一体何を考えているのでしょうか。

一番シンプルな答えは、「投資」です。

そして、投資で一番重要な考え方がありまして、それは、「安い時に買え」です。

したがって、今、日本買いをしている、もしく考えている人達は、様々な要素を総合判断した上で、「安い今こそ、買い時だ」と考えて投資をしているという答えが一番シンプルです。

そして、投資判断というのは、将来的な見通しというか、予測に基づいて行うことが通常です。これは、つまり、将来的に価値が上がる可能性が高いと判断して、日本買いを行っている企業がほとんどだと言い換えることができます。

もちろん、投資における判断というのは、将来的に間違えることもあるし、正しいこともある。したがって、ここで頭に入れて置かなければならないのは、先ほど説明した「分からない」というものが本質として存在するということです。

ここで、分かりやすいように図にしてみますね。

アベノミクスがなかった場合

転換は起こらず、そのまま日本経済は衰退していくことが予想される。この場合、当然だが、徐々に円安を形成するだろうと思われる。

アベノミクスが成功した場合

安くなった日本に目をつけ、海外資本を日本に設定したり、拠点を日本においたりする企業が増える。この場合、トレンドの転換が起こり、いずれ円安は解消され、徐々に円高を形成していくことが予想される。

アベノミクスが失敗した場合

安くしても誰も買わなかった商品の行末は、通常悲惨なものになる。もっと値段を下げるか、若しくは、市場価値が下がっていくことが予想される。アベノミクスの失敗もあってか、その場合、価値の下落スピードは通常よりも速いものになることが予想される。

ここで、円の価値がゼロになった時点で日本は破綻することが予想される。

では、今後どうなるのかと聞かれると、私は、この問題については、まだ答えが出ていない状況だったりします。

私の場合、ある問題について聞かれた場合、割りとポッと頭に思い浮かぶことが多く、ブログとかに答えとして書いたりしているのは、そう言って出てきたものが多かったりするわけですが、この問題については、何故か答えが出ませんでした。まだ。

したがって、個人的には、かなり微妙なところなんだろうな、と現時点では考えていたりします。

しかし、巷で溢れている記事は、多くに、「円安は悪いことだから、アベノミクスは失敗だ」と言っている人がいたり、「株価が上がっているから、アベノミクスを支持する」などという人がいたりと、状況を整理し、説明している記事を見かけなかったので、この記事を書くことにしました。